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体型と代謝

爪周囲炎とは
——ささくれから、爪のまわりが赤く腫れて痛む

爪の横や付け根が赤く腫れて、ずきずき痛む。
日本整形外科学会によると、爪の周囲はいつも外傷などの危険がある場所で、ささくれなどで傷つくとそこからばい菌が入り、爪の周囲が赤く腫れるなどの炎症を起こします。これが爪周囲炎です。
症状、原因、診断、治療を、日本整形外科学会と日本手外科学会の資料で整理します。

執筆:なぎ先生(内科医) 公開:2026年11月3日 読了:約4分

1. 先に結論

知っておきたいこと資料の記述
どんな病気か爪の周囲が傷つき、そこから化膿菌が入って、赤く腫れるなどの炎症を起こす
原因ささくれ(さかむけ)、ふかづめ、陥入爪、マニキュア、爪を噛むくせなど
症状爪の周囲の痛み、発赤、腫れ。進行すると膿(うみ)がたまる
治療初期は化膿止め(抗生物質)と冷湿布。膿がたまっているときは切開して膿を出す

この記事でいちばんお伝えしたいこと。

爪周囲炎のきっかけとして資料が挙げているのは、ささくれ・深爪・マニキュア・爪を噛むくせといった、毎日の生活のなかにあるものです。化膿は爪の根もとに向かって進んでいくとされ、膿がたまると切開が必要になります。日本整形外科学会は、詳しくは整形外科医に相談するよう勧めています。

2.【核心】原因になるのは、身近なこと

日本整形外科学会と日本手外科学会のパンフレットは、爪周囲炎の原因として次を挙げています。これらが原因となって化膿菌が侵入し、発生します。

化膿は、爪の根もとに向かって進んでいきます。

なお、同じ指先の化膿でも、指先の腹側が化膿するものはひょう疽(瘭疽)と呼ばれ、別の病態として紹介されています。

深爪や陥入爪、ジェルネイルなど爪そのもののトラブルは、爪のトラブルの記事で書いています。

3. 症状と、進んだときのサイン

段階資料の記述
急性炎症爪の周囲(爪の側面、爪の付け根)の痛み、発赤、腫れ
ずきずきする痛みで、眠れないこともある
進行すると膿がたまって黄色くなる
爪の下に膿がたまることもある

出典:日本整形外科学会「爪周囲炎」、日本手外科学会 手外科シリーズ11「爪周囲炎」(2024年3月改訂)をもとに整理。

4. 治療——初期は抗生物質、膿がたまれば切開

日本整形外科学会によると、治療は状態によって次のように変わります。

状態治療
初期化膿止め(抗生物質)と冷湿布
膿がたまっている切開して膿を出す
爪が食い込んでいる食い込んでいる爪の一部を部分切除する
爪の下に膿がたまっている爪を切除して膿を出す必要がある。日本手外科学会のパンフレットでは、注射針を刺して膿を出したり、部分的に爪を切除して膿を出したりするとしている

出典:日本整形外科学会「爪周囲炎」、日本手外科学会 手外科シリーズ11「爪周囲炎」をもとに整理。

最後に、この記事の要点をもう一度。

① 爪周囲炎は、爪の周囲の傷から化膿菌が入って起こる炎症

② 原因はささくれ・深爪・陥入爪・マニキュア・爪を噛むくせなど

③ 爪の側面や付け根が赤く腫れてずきずき痛む。進むと膿がたまって黄色くなる

④ 指先の腹側が化膿するものは、ひょう疽と呼ばれる

⑤ 初期は抗生物質と冷湿布。膿がたまれば切開して膿を出す

5. よくある質問

爪周囲炎とはどんな病気ですか?

日本整形外科学会によると、爪の周囲がささくれなどで傷つき、そこからばい菌が入って、爪の周囲が赤く腫れるなどの炎症を起こすものです。

原因は何ですか?

学会によると、ささくれ(さかむけ)、ふかづめ、陥入爪、マニキュア、爪を噛むくせなどが原因となり、化膿菌が侵入して発生します。

ひょう疽とは違うのですか?

学会の資料では、指先の腹側が化膿するものをひょう疽(瘭疽)と呼び、爪周囲炎とは別の病態として紹介しています。

どんな治療をしますか?

日本整形外科学会によると、初期には化膿止め(抗生物質)と冷湿布で治療します。膿がたまっているときは切開して膿を出し、爪の下に膿がたまっていれば爪を切除して膿を出す必要があります。

参考にした主な資料

凪
なぎ先生

内科系の臨床に15年ほど携わる医師。生活習慣病・ホルモン・栄養の相談を日常的に受けています。中立性の担保と診療継続のため、ペンネームで執筆しています。→ 運営者について

この記事は健康情報の提供を目的としたものであり、診断・治療に代わるものではありません。本文で紹介した内容は、日本整形外科学会の解説「爪周囲炎」と日本手外科学会の手外科シリーズ11「爪周囲炎」にもとづくもので、公開時点の情報です。爪のまわりが赤く腫れて痛むときは、自己判断せず整形外科に相談してください。掲載内容の誤りにお気づきの際はお問い合わせからお知らせください。