当サイトの情報は健康情報の提供を目的としたものであり、診断・治療に代わるものではありません
MEDICALLY REVIEWED BEAUTY & HEALTH
肌

爪のトラブル
——縦の筋は年齢のサイン。二枚爪は乾燥と鉄不足、深爪は巻き込み爪のもと

最近、爪に縦の筋が目立つ。爪の先が薄く剥がれる。ジェルネイルを外したら、爪が薄くなっていた——そんな方に向けた記事です。
日本皮膚科学会は、一般向けの「皮膚科Q&A」で爪の悩みに25の質問で答えています。たとえば縦の筋は、50歳ぐらいから目立つ加齢の変化で、「病気のサインではありません」。一方、二枚爪の原因の一つに鉄欠乏性貧血があり、指先がふくらむばち状指は、肺や心臓の病気のサインのことがあります。
気にしなくてよい変化と、受診したほうがよい変化を、内科医の目で整理します。

執筆:なぎ先生(内科医) 公開:2026年10月17日 読了:約10分

1. 先に結論

よくある思い込み資料の記述
爪の縦筋は、栄養不足や病気のサイン誰にでもあり、50歳代ぐらいから目立つ。「病気のサインではありません」
二枚爪は体質だから仕方ない原因は爪の水分の低下と外からの力。除光液の使いすぎ・水仕事も関わる。鉄欠乏性貧血でも起こる
爪は短く切るほど清潔爪を短く切っていると、指先のがさがさ・ひび割れのもとに。深爪は巻き込み爪(陥入爪)の原因にもなる
ジェルネイルは爪を守ってくれる付け替えのたびに削ると、自分の爪がしだいに薄くなる。すき間に菌が増えると緑色に変わることも
爪の変化は、見た目だけの問題指先がふくらむばち状指は、肺や心臓の病気のサインのことがある

この記事でいちばんお伝えしたいこと。

爪の変化の多くは、乾燥・切り方・水仕事・ネイルの扱いといった、毎日の習慣で変えられるものです。ただし、黒い縦筋が広がる・指先がふくらむ・爪が濁るといった変化は、皮膚科や内科で一度診てもらってください。

2. 爪は1日0.1mm伸び、女性の指の爪の厚さは0.5mm前後

この記事で使う資料は、日本皮膚科学会の「皮膚科Q&A」の「爪の病気」です。爪の悩みについて、皮膚科医が25の質問に答えています。

まず、爪のしくみから。ふだん「爪」と呼んでいる硬い部分は爪甲(そうこう)といい、根元の爪母(そうぼ)で作られて、その下の皮膚(爪床)の上を滑るように前へ押し出されていきます。根元に見える白っぽい半月形の部分(爪半月)は、この爪母にあたります。

Q&Aは、爪の役割をこう説明しています。

「爪は指、趾の背側(伸側)末端にあって、指・趾先端皮膚を保護する役割を持っています。」

伸びる速さと厚さについては、「女性の指爪の厚みは0.5mm前後ですから」、「指爪は1日に0.1mm位伸びますので」という数字が出てきます。爪は思っているより薄く、ゆっくり伸びるものです。今日の手入れの結果が爪の先まで届くには、時間がかかります。

3.【核心】爪の変化、早見表

Q&Aの25の質問から、40〜50代の女性がよく出会う変化を一覧にしました。

爪の変化、早見表 緑の行は様子を見てよいもの・習慣で変えられるもの、赤の行は受診したいもの 爪の変化 Q&Aの説明 縦の筋が目立つ加齢の変化。病気のサインではない 先が薄く剥がれる二枚爪。乾燥と外からの力。鉄欠乏性貧血でも 横の溝が次々できる爪の根元の皮膚を指で押す癖のことが多い 反り返る爪の両端の切りすぎ、指先に力の入る作業。鉄欠乏も 足の親指が食い込む深爪の切り残し(陥入爪)、窮屈な靴(巻き爪) 先が浮いて白い爪甲剥離。女性に多い。かぶれやカンジダなど 緑色になる緑膿菌。浮いた爪やジェルネイルのすき間で増える 足の爪が濁る・厚い爪白癬(爪水虫)が多い。検査で確かめる 根元が赤く腫れる水仕事の多い人のカンジダ。強く痛むなら細菌感染 黒い縦筋(大人)まれにメラノーマ。色や幅の変化を経過観察 指先がふくらむばち状指。主に心臓や肺の病気で起こる 出典:日本皮膚科学会 皮膚科Q&A「爪の病気」Q1・Q3・Q5〜Q10・Q14〜Q16・Q20をもとに作図

赤の行は、Q&Aが検査や治療が必要としている変化です。緑の行でも、なかなか変わらない、痛みが強いといった場合は皮膚科で相談してください。

4. 縦の筋は年齢のサイン、横の溝は「癖」のことも

40〜50代の方からいちばんよく聞くのが、爪の縦の筋です。Q&Aの答えは、はっきりしています。

「誰にでも認められるのですが、20歳代ではほとんど目立ちません。しかし、加齢とともに目立つようになります。50歳代ぐらいからは増加し、爪甲縦条は目立つようになります。病気のサインではありませんので、心配することはありません。」

縦の筋(爪甲縦条)は、年齢とともに出てくる変化で、心配することはないというのが皮膚科医の答えです。

一方、横に走る溝が次々にできる場合は、原因が爪の根元にあります。Q&Aによると、「一番多いのは他の指で後爪郭部を後ろに押すように触る癖が原因となっています。」。後爪郭部は爪の根元を覆う皮膚のことで、甘皮のあたりを指でいじる癖があると、爪の表面が洗濯板のようにでこぼこになります(波板状爪)。親指によく見られます。

ただし、縦の筋でも注意が必要なものがあります。一部の爪だけが薄くなって縦に割れやすい場合や、爪が縦に割れる場合は、皮膚の病気や、まれに爪の根元の腫瘍が原因のことがあります(10章)。また、黒い縦筋は別に考えます(6章)。

5. 二枚爪は、乾燥と外からの力

爪の先の表面が薄く剥がれる、いわゆる二枚爪(爪甲層状分裂症)。Q&Aは、原因と予防をこうまとめています。

「原因は爪の水分含量の低下と爪先に作用する外力によるものと考えられます。本邦では夏よりも外気の乾燥する冬に爪甲層状分裂症を生じやすい傾向があります。」

そのうえで、日常生活で気をつけることが4つ挙がっています。

Q&Aの記述中身
除光液を使いすぎないマニキュアで除光液を使いすぎると、爪の中の保湿成分が少なくなり、表面が剥がれやすくなる
水仕事には手袋「水仕事を行うに際してはプラスチック手袋を着用するのが大事です。」
爪に保湿剤「一般的には爪甲表面に保湿剤を1日数回塗布して予防に努めるのが良いでしょう。」
透明なトップコート「透明なトップコート(マニキュア製品の一つです)を塗布するのも良いでしょう。」

保湿剤は、手に塗るついでに爪の表面と先端にもなじませる習慣にすると続けやすくなります。乾燥肌の保湿については乾燥肌とかゆみ、手荒れについては手湿疹の記事で書いています。

広告

この章で扱った爪に塗る保湿剤です。日本皮膚科学会の皮膚科Q&Aは、二枚爪について「爪甲表面に保湿剤を1日数回塗布して」と書いています。

※ 当サイトは、記事のなかで根拠を示したうえで推奨したものに限り広告を掲載しています。皮膚科Q&Aは保湿剤の種類までは指定していません。ここで紹介しているのは、白色ワセリンだけでできた化粧品(健栄製薬 ベビーワセリン)で、保湿剤の一つの例です。少量を爪の表面と先端、まわりの皮膚になじませます。油の膜で覆うものなのでベタつきがあります。寝る前や家事のあとなど、手を使わない時間に塗ると扱いやすくなります。メーカーも、傷やはれもの、しっしんなど異常のある部位には使わないよう表示しています。爪のまわりが赤く腫れている、痛むといった場合は、保湿ではなく皮膚科で相談してください。

広告

この章で扱った透明なトップコートです。日本皮膚科学会の皮膚科Q&Aは、二枚爪について「透明なトップコート(マニキュア製品の一つです)を塗布するのも良いでしょう。」と書いています。

※ 当サイトは、記事のなかで根拠を示したうえで推奨したものに限り広告を掲載しています。皮膚科Q&Aは銘柄までは指定していません。ここで紹介しているのは、コーセーのマニキュア製品「ネイルホリック トップコート 速乾クリア」(5mL)で、ジェルネイル用ではない、ふつうのトップコートです。気をつけたいのは落とすときです。皮膚科Q&Aは、除光液を使いすぎると爪の保湿成分が少なくなり、表面が剥がれやすくなるとしています。塗り直しの回数を増やしすぎないようにしてください。爪のまわりの皮膚が赤くなる・かゆくなるなど、かぶれが疑われる場合は使うのをやめ、皮膚科で相談してください。

6.【内科医の視点】爪に出る、からだのサイン

内科医として、ここはぜひ知っておいてほしいところです。爪の変化の中には、からだの中の状態を映しているものがあります。

① 鉄欠乏性貧血。二枚爪について、Q&Aは「全身的な病気では鉄欠乏性貧血で生じます。」としています。爪が反り返るスプーンネイル(匙状爪)についても、鉄欠乏性貧血では爪が正常に比べて弱いために、スプーンネイルになりやすいと書かれています。どちらも、Q&Aでは鉄剤の内服で治癒するとされています。二枚爪やスプーンネイルがなかなか良くならない方は、一度血液検査で貧血がないか確かめてください。貧血がなくても鉄が減っている状態については鉄不足(フェリチン)の記事で書いています。

② ばち状指。すべての指先が丸くふくらみ、爪が指先を包むように大きくなる状態です。Q&Aはこう書いています。

「全身的な病気が隠れていると考えられます。主に心臓や肺の病気で起こります」

Q&Aの例では、最近になってばち状指が現れた50歳の方について、肺の病気を調べるため胸部のレントゲン撮影やCTなどの検査を受けることが必要としています。指先の形が変わってきたと感じたら、皮膚科ではなく内科で相談してください。

③ すべての爪が黄色く、伸びない。爪白癬(爪水虫)と思って治療しても良くならない場合、黄色爪症候群という病気のことがあり、Q&Aによると、すねから足の甲にかけてのむくみや、胸水(胸に水がたまること)を伴うようになります。

④ 黒い縦筋。子どもの黒い縦筋は多くが心配ないものですが、「思春期以降に生じる爪甲色素線条は、まれに悪性黒色腫(メラノーマ)のことがありますので」、色や幅の変化を定期的にみていく必要があるとされています。メラノーマについてはほくろとメラノーマで書いています。

7. 水仕事と、爪の根元の腫れ・浮いた爪

家事で水を使うことの多い方に知っておいてほしい病気があります。指の爪の根元が赤く腫れて、爪の表面がでこぼこになってくるカンジダ性慢性爪郭炎です。Q&Aは「水仕事の多い人が罹患しやすい病気です。」としています。

爪の表面と根元の皮膚の間にすき間ができ、そこにカビの一種のカンジダや細菌が入り込んで起こります。「カンジダは湿ったところが好きなカビですから、水仕事の多い人では治療が困難になります。」。治療は塗り薬と飲み薬で、6か月ぐらいかかるとされています。そして、毎日の生活で大事なこととして、Q&Aは「治療は水仕事を終わると、手を乾燥させることが大事です。」と書いています。

爪の先が浮いて白く見える爪甲剥離も、「圧倒的に女性に多く」、かぶれやカンジダが原因になることが多いとされています。

二枚爪の予防として挙がっていた水仕事のときの手袋は、こうした爪のまわりのトラブルを考えても、取り入れやすい習慣です。

広告

この章で扱った水仕事のときの手袋です。日本皮膚科学会の皮膚科Q&Aは、二枚爪について「水仕事を行うに際してはプラスチック手袋を着用するのが大事です。」と書いています。

※ 当サイトは、記事のなかで根拠を示したうえで推奨したものに限り広告を掲載しています。ここで紹介しているのは、ショーワグローブの家庭用手袋「ナイスハンド さらっとタッチ」です。販売店の説明によると、塩化ビニール製(裏毛付き)で、可塑剤は非フタル酸エステル系、サイズは全長30.0cm・手のひらまわり20.0cm(M)です。皮膚科Q&Aは、水仕事のあとは手を乾燥させることが大事としています(7章)。使い終わったら手を拭いて乾かしてください。手袋の素材で手がかぶれたことがある方は、素材を確かめて選び、症状がある場合は皮膚科で相談してください(接触皮膚炎の記事参照)。サイズは手に合ったものを選んでください。

8. ジェルネイルと、緑色に変わる爪

ジェルネイルを楽しんでいる方も多いと思います。Q&Aは、ジェルネイルの害について次のように答えています。

「ジェル・ネイルでは多くの場合グラインダーで削り取ることになります。女性の指爪の厚みは0.5mm前後ですから、削り過ぎには注意が必要です。」

爪は1日に0.1mmほど伸びるため、1か月もすると根元にすき間ができ、付け替えが必要になります。そのたびに削っていると、「自然の爪甲がしだいに薄くなります。」。削りすぎて、爪の下から出血することもあるとされています。Q&Aは、アセトンで外せるジェルネイルもあることにも触れています。

もう一つ、ジェルネイルで知っておきたいのが緑色の爪(グリーンネイル)です。

「爪が緑色に染まる緑色爪(グリーンネイル)は、細菌の一種である緑膿菌によるものです。」「爪の上に付け爪(ジェルネイルなど)をしている場合も、爪と付け爪との間に隙間ができて、そこで緑膿菌が繁殖して爪が緑色に変色することがあります。」

緑膿菌は湿った環境を好みます。Q&Aによると、浮き上がった部分の爪を切って乾燥させれば、抗菌薬を使わなくても治癒することが多いとされています。ジェルネイルが浮いてきたら早めに外す、爪が緑色に見えたら皮膚科で相談する——この2つを覚えておいてください。

9. 深爪をやめると防げるトラブル

意外に知られていないのが、爪の切り方です。Q&Aは、爪を短く切るのは良くないと言われたが本当か、という質問にこう答えています。

「爪甲には指先や趾先の皮膚を保護する役割があります。爪を短く切っていると指先や趾先の皮膚ががさがさになったり、指先に亀裂(ひびわれ)を生じたりします。」

しかも、爪が短いために起きる皮膚の荒れやひび割れは、塗り薬を塗ってもよくならず、爪を伸ばすと治癒するとされています。指先のひび割れに悩んでいる方は、爪の長さを見直してみてください。Q&Aが勧める切り方は次のとおりです。

切り方(Q&Aより)
手の指指先より短くならないように、指先の形に合わせて丸く切り、爪先の白い部分はすこし残す
足の親指指の先端に合わせてまっすぐ横に切り、両端を少しだけ切って丸みを付ける(スクエアカットオフ)。両端が指先より短くならないように
タイミング入浴後など、爪が柔らかい状態のとき

深爪をすると、どうなるのか。足の親指では、切り残した爪の角がとげのように皮膚に刺さり、赤く腫れて強く痛む陥入爪(かんにゅうそう)の原因になります。手の指では、爪の両端を丸く切り込みすぎると、爪が指先にかかる力を支えきれなくなり、反り返った爪(スプーンネイル)になることがあります。

靴も関係します。爪が横から押されて筒のように曲がる巻き爪について、Q&Aは原因の一つにつま先の窮屈な履物を挙げています。また、先の細い靴やハイヒールは、足の親指の爪が厚く曲がって生える爪甲鉤彎症(そうこうこうわんしょう)のきっかけにもなるとされています。巻き爪の矯正治療は、基本的に自由(自費)診療です。

10. 🚨 受診したほうがよいとき

Q&Aが、検査や治療が必要としている変化をまとめます。

皮膚科(または内科)で診てもらいたいとき(資料の記述から)

・大人になってから黒い縦筋が出てきた、色や幅が変わってきた(まれにメラノーマ)

・指先が丸くふくらみ、爪が大きくなってきた(ばち状指。内科へ)

・足の爪が濁る・厚くなる(爪白癬が多いが、ほかの原因もあるので検査で確かめる)

・爪の根元が赤く腫れて強く痛む(細菌感染のことがある)、足の親指の爪の横が赤く腫れてじゅくじゅくする(陥入爪)

・爪が縦に割れる、一部の爪だけが薄くなって割れやすい(皮膚の病気や、まれに爪の根元の腫瘍)

・爪のあたりがときどき強く痛む(良性の腫瘍のことがある)

・すべての爪が黄色くなり、伸びなくなった(黄色爪症候群のことがある)

・二枚爪や反り返った爪がなかなか良くならない(鉄欠乏性貧血を調べる)

足の爪の濁りについては足白癬・爪白癬(水虫)で、市販薬が届かない理由も含めて書いています。

最後に、この記事の要点をもう一度。

① 縦の筋は50歳ごろから目立つ加齢の変化。病気のサインではない

② 二枚爪は乾燥と外からの力。保湿剤・トップコート・水仕事の手袋・除光液を控える

③ 二枚爪やスプーンネイルは鉄欠乏性貧血でも起こる

④ ジェルネイルは削りすぎと浮いたすき間に注意

⑤ 爪は短く切りすぎない。足の親指はまっすぐ横に

⑥ 黒い縦筋・ばち状指・濁りは受診を

11. よくある質問

爪の縦の筋は、病気のサインですか?

日本皮膚科学会の皮膚科Q&Aは、爪の縦の筋(爪甲縦条)は誰にでもあり、20歳代ではほとんど目立たないが加齢とともに目立つようになり、50歳代ぐらいから増えるとしたうえで、病気のサインではないので心配することはないと答えています。ただし、黒い縦筋や、一部の爪だけが薄くなって割れやすい場合は別に考える必要があります。

二枚爪を防ぐには、どうすればいいですか?

皮膚科Q&Aによると、二枚爪(爪甲層状分裂症)の原因は爪の水分の低下と爪先にかかる外からの力で、外気の乾燥する冬に起こりやすい傾向があります。除光液を使いすぎない、水仕事のときはプラスチック手袋を着用する、爪の表面に保湿剤を1日数回塗る、透明なトップコートを塗る、といった方法が挙げられています。鉄欠乏性貧血でも起こるため、なかなか良くならない場合は血液検査も検討してください。

ジェルネイルは爪に悪いですか?

皮膚科Q&Aは、ジェルネイルは多くの場合グラインダーで削り取ること、女性の指の爪の厚さは0.5mm前後なので削りすぎに注意が必要なこと、付け替えをくり返すと自分の爪がしだいに薄くなることを挙げています。また、付け爪と自分の爪の間にすき間ができると、緑膿菌が増えて爪が緑色になることがあるとしています。アセトンで外せるジェルネイルもあると書かれています。

爪は短く切ったほうが清潔ですか?

皮膚科Q&Aは、爪には指先の皮膚を保護する役割があり、短く切っていると指先の皮膚ががさがさになったり、ひび割れができたりするとしています。手の指は指先より短くならないよう丸く切り、爪先の白い部分を少し残します。足の親指はまっすぐ横に切り、両端が指先より短くならないようにします。爪が長いと汚れや細菌が付きやすいものの、丁寧に洗えば除かれるとしています。

爪の変化で、内科を受診したほうがよいのはどんなときですか?

皮膚科Q&Aによると、すべての指先が丸くふくらみ爪が大きくなるばち状指は、主に心臓や肺の病気で起こり、胸部の検査が必要とされています。二枚爪や反り返った爪(スプーンネイル)は鉄欠乏性貧血でも起こり、鉄剤の内服で治癒するとされています。すべての爪が黄色くなって伸びず、足のむくみなどを伴う場合は黄色爪症候群のことがあります。

参考にした主な資料

凪
なぎ先生

内科系の臨床に15年ほど携わる医師。生活習慣病・ホルモン・栄養の相談を日常的に受けています。中立性の担保と診療継続のため、ペンネームで執筆しています。→ 運営者について

この記事は健康情報の提供を目的としたものであり、診断・治療に代わるものではありません。本文で紹介した内容は、日本皮膚科学会の一般向け「皮膚科Q&A」(爪の病気)にもとづくもので、公開時点の情報です。爪の変化の原因は人によって異なり、見た目だけでは判断できないこともあります。黒い縦筋の変化、指先のふくらみ、爪の濁り、強い痛みや腫れがある場合は皮膚科や内科を受診してください。掲載内容の誤りにお気づきの際はお問い合わせからお知らせください。